沢月亭日記
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2002年6月2日(日) すごかった
F組はやはり熾烈な戦いになるなあ。予選リーグで目の離せない試合を見ることになろう
とは。

そんなわけで、アルゼンチンーナイジェリア戦を最後まで見てから実家へ。
夕食ついでに梅干を漬ける容器を借りに行ったのだ。持ち帰りの仕事がたまっているの
だが…なんかやりたくないし。
2002年6月3日(月) 新潟じゃない!
今日はなぜか新潟ではなく大宮へ。試合のあるところにかち合わずに済んだ。

あ、W杯はわりと見ている。熱狂的なサッカーファンじゃないけれど、W杯クラスの試合
ならば見ようかな、という気になる程度。なんか1986年あたりからずっとこんなスタン
スな気が。
日本で開催されるってのは、なんだか不思議な気分なのだけれど、チケットを買って
まで行こうという気にはならなかった。
結局私にとってのW杯は、画面の中の出来事なのかも知れない。
2002年6月4日(火) 添削…
持ち帰りの仕事がやたらと苦しい。やりたくなくて溜め込んでいたから、余計に。
(自業自得の見本)
型にはまることを強要するなら、まずちゃんとした見本を示してくれ。でないと
わけわからなくて手探りで書いてきた子達に指導なんてできないよ…。
なにより、添削指導の手引きの日本語が壊れてたらシャレにならんでしょうが。

連れがデジカメの写真をくれたので、菜園ページに写真を追加する。
自前のデジカメ欲しいよう(笑)。
2002年6月5日(水) 迷う…
添削、まだ抱えている。もう持ち帰りの仕事はしたくない。
…でも稼げるしなあ……。

昨日から迷っていること一つ。
引き受けたいし、引き受けるべきなんだと思う。
でも、準備する時間があるのか? いや、時間じゃないな。気力が湧かずにぼーっと
している時間をその準備に割り当てることができるのか? ってことだ。
ついでに家事諸々に充てている時間も整理できるのか? って問題もかかってきてい
て、ずっとぐるぐる迷っている。

気力とか関心とか意欲とか、維持できればいいものだけれど、それができるのか自信
がないから…
……
……
あ。

しまった。
ここは「人畜無害な身辺雑記」(以下略)

添削を1時半頃までやっていて、もういいかげんやめたくなったので、先日実家でもらっ
てきた青梅(私が中学入学時に植えたブンゴウメの)を塩漬けにしてみた。
傷と種を除くためにすりこぎで叩き、種のついている部分はナイフで削る。
ついでに、指をざっくりと切る。い、痛い…。
思わず傷口をなめて知る。青梅も酸っぱいのね…。

2002年6月6日(木) 決着
昨日の「迷い」には決着がついた。
今の自分にはまだ無理そうだってことだ。
やりたかった…でも、無理だった。
いつかできる日のために、今から仕込んでおこう。

すみません…こちらから連絡すべきでしたのに…(平謝)。

ただ。
願わくば、私でなくてその仕事を引き受ける人と、私が「世間は狭いなあ」
と思っている人が、同一人物ではありませんように…。
そこまで狭い世間で生きるのは、さすがにやです…。

持帰り仕事が予想以上に負担になっている。
なるべく受けないようにしたいと思った。
でもまあ、依頼は断れないからなあ…。
2002年6月8日(土) 持ち帰り
持帰りの添削が、ここ2週間ばかりの自分の精神にかなりダメージを与えていた
ような気がする。
仕事のない週末に、ずっと虚脱状態だった。

今菜園でいろいろ(やな)動きがある。
あとでまとめてみるが…結構敗北感にうちひしがれている。
2002年6月10日(月) なぜ…
わざわざ縦長の教室の最後尾に座りつつ、板書が見えないと言うのだろう。
自分の視力にふさわしいところに座ってくれ。頼むから。
2002年6月11日(火) そういえば
この日記で遊んだ話ってあまりしていない。
なんか「誰々とどこそこへ行った」「何を食べた」みたいな記録をさらすのは
気が引けて。

「少林サッカー」が面白かったとか、その後で1年半ぶりに「ザ・丼」の月見
さけとろ丼を食してむちゃくちゃ幸せだったとか。
まあ一応記録しておこうか。
2002年6月13日(木) 停滞気味
単に自分の作る料理がマンネリだとか。
部屋を片付けられないとか。
朝起きて朝食が用意できないとか。
そんな、結局は自分の怠惰に帰する些細なことが重なってるだけなのだが。
どうも思うように動けないんだけど、それでも人にお礼を言われたりすると
凄く嬉しかったりする。
って、それだけじゃだめなんだけどね。
2002年6月14日(金) 静寂ときどき歓声
バイトで派遣に行かなくてよくなったので、代々木で8時間。
出勤途上、国立で観戦するとおぼしきレプリカ着用サポーター多数に遭遇。

で、職場。
なんだか人が少ないし、質問も少ない。
いや、どっちかが多いという状況はまずいのだが。
ちなみに、職場にテレビはない。
15:30。
隣の飲食店で観戦席を設けたら満席になったらしく、試合開始時(推定)にはなんだ
か歌声が聞こえてきた。
気になりつつも黙々と仕事。時々休憩がてら携帯で速報を見よう…と思ったら、職場
の部長がやってて状況を教えてくれる。
それにしても、面白いぐらいに質問の電話が来ない。来たと思ったらハーフタイムの
時間帯。狙ったんか。
そろそろ後半が始まったかな、という頃。
何やら歓声が外から。どうやら隣の飲食店らしい。みんな気になっていたらしく、歓声
の様子から得点したのかされたのか判断しようとしている。
その後もことあるごとに歓声が。そのたびにぎょっとして「入れたのか? 入れられた
のか?」と気になる私達。
気にはなるけれど、歓声に拍手が混じっていたという、窓に近い人の証言から、負けて
はいないのだろうと判断。速報は見たいけれど、仕事中だし…20分に1回にとどめておい
た(だめじゃん)。

帰宅後ハイライトを見た。
ロシア戦の動きはまぐれや奇跡ではなかったのね。
日本がやっと、見ていて面白い試合をしてくれる可能性を見せてくれるように(えらく
まわりくどいが)なってきたというのに、観戦できなかったのは残念。
願わくば、毎回決勝トーナメントに何試合かはある「しえ〜〜〜! という名勝負」の
一端になってくれますように。
2002年6月17日(月) 添削
久しぶりに英語の添削指導。しばらく小論文をやっていたら、どうも調子が狂う。
どちらも誤答や空白やねじれまがった文章なんかから相手の思考を読み取り、現状
で適切と思われる解説を書くのは一緒なのだが、あるていど定型におさまってくれ
るから、英語の方が精神的には消耗せずに済む。
でも、小論文を経て英語に戻ると、癖が抜けなくて深読みしすぎてしまいそうに
なることがわかった。ううむ、使い分けないと。
2002年6月18日(火) ループの予感
自分の対応が悪かったのはわかってるけど、そろそろキレてもいいですか?


家でTV観戦しつつ、いろいろ作業。いや、試合中は昼の部も夜の部も釘付けだっ
たけど。
あう。

戦力やスタイルやルックス(おい)やら以前にとにかく贔屓のチームがあって、そい
つらが出ている時だけは冷静に観戦するんじゃなく熱狂に飲まれてお祭り騒ぎできる…
という、そんなチームがこの舞台に立てたとしたら。
しかも、お祭り騒ぎできるほどに活躍してくれたとしたら。
それは、すごくはっぴー(あえて頭悪そうに書いてみる)なことではないかと思う。

熱狂する対象は、所詮この先どうなるかわからない、一スポーツのチーム。ずっと
熱狂が続くわけではない。
ただ、ここまで日本代表を支えていたのは、たぶん、日本人としてのアイデンティティ
をたまに確認するはけ口でしかない。日本という国を愛せない日本人が唯一「愛したふ
り」のできる、一過性のイベント…てなものとして、それをわかっていて、でも贔屓の
チームが勝つと楽しいから乗っていたサポーター達ではないか…そんな気がしていた。
いや、私もそうやって乗ってたけど。

W杯期間限定サッカーファン(1986年来)としては、日本人がそんな状況に遭遇する
ことなんて夢みたいなんだけどね。
(できれば、そーやって乗っていた人たちが、この先に伸びるかも知れない選手の
可能性に今後も注目していてくれたらな、と思う)

だからこそ多分国を愛しているんだろうと思われる共同開催国とは、応援のあり方も
W杯の見方も違うんだろうな。まあ、目の離せない面白い試合をしてくれればいいん
だけど…という、通常の決勝トーナメント観戦者として、以後は見させていただきま
す。
2002年6月19日(水) 肌寒かったせいか
まいった。風邪ひいた。
2002年6月21日(金) 療養中
仕事を休んだ。
この風邪のひき方はこじれて声に来るパターンなので、昨日のうちに派遣先を
調整してもらって休みを取ったのだ。
職場にかける迷惑はプチで済んだが、バイト代が…(涙)。
2002年6月24日(月) 各方面に症状拡大中
頭が痛い。微熱。喉が痛い。咳。鼻。腹。全身の倦怠感。
まんべんない風邪の中、新潟出張。かえって長距離なぶん、新幹線の中で寝ていら
れるからよいのだが…。
2002年6月25日(火) 好意はありがたく。
一度風邪をひくと、さっさと撃退しない限りは延々とこじらせる。
なんか、いつもそのパターンだ。しかも、声がかすれるとか声出すと咳になるとか、
「声を出す職業」には致命的な方向に行くのが常だ。
だから、風邪はひきはじめに治しておきたい。
さっさと栄養のあるものをとって休養をとって。

だけど、いろんな意味でそれができない。
誰も悪いわけではないんだけれど、眠りたい時に電話があったり、眠れる環境にな
らなかったり。動けなくても無理に動かなくてはならなかったり。

それで苛立って周囲に迷惑かけるのは自分でもつらい。
結局、自分で抵抗力をつけるしかないんだろうな。


母がいきなり電話して来て、風邪なら食品を持って来るという。
来るまで待っていて逃した休養時間と、母が買ってきたり作って
きたりしてくれた食品と、どっちが勝つか。
まだ、予断は許されない。
2002年6月26日(水) 声にきた
非常勤に行ってみたら、思ったよりも風邪の影響が声に出ていた。
しゃ、しゃべれない…。
どうするんだ明日から。
2002年6月27日(木) 相変わらず
風邪が治らないまま仕事。

この間からずっと気になっていたので、ここから検索して落としてきた。
なにかというと、トルコの国歌だったりする。試合前に流れるのを聞いていると、
オリエンタルかつ格調高い、とてもかっこいい曲。
もう一度聞きたかったけど、こんどはたぶん聞こえないから。
2002年6月29日(土) 国歌はしかと聞き届けた
いい試合だった。
対ドイツ戦もそうだったけど、疑惑な判定がなくてもそこそこ面白い試合ができるチームなのに。あれらの判定があのチームをも侮辱してることを、誰か突っ込んでくれ。

トルコは「嫌〜な戦い方をするいいチーム」だった。勝ち進むごとに新しいことを学習し、組織的に相手の持ち味を殺していく。日本戦が見ていてつまらなかったのはなぜか考えつつセネガル戦を見て、トルコの巧妙さに惹かれた。

…サッカーネタばかりですみません。後の時間は風邪で寝込んでいるもので。
2002年6月30日(日) このサイトについて
正直に言うと、このサイトがなんのためにあるのか、実はよくわからない。
こうやって日記を書いている第一の目的は「リアルな知人への近況報告」でしかない。
ネット上でウォッチされる対象としてはつまらないだろう、ということを演出してる
から。…でも、じゃあ私は一体誰に読んでもらいたいんだろう。

いくつもサイトを分けて持っているのは、自分の見せたい面と見せたい人が必ずしも
一致していないからだ。そこを越えてこそ、という気もするのだが、そもそも自分が
どう見られたいのか、今もなお定まっていないがゆえに迷っているということを考え
ると、根はかなり深いのか…とも思う。

Akiary v.0.50
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