沢月亭日記
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2002年7月1日(月) 偏頭痛
風邪もろくに治ってないのに…なんか頭が痛い。
新潟まで出張してふらふらしながら帰宅して。
こうして日常に流されているのって、なんだか情けないっす。
いろいろやりたいことがあるのに、結局生計を立てるための仕事に追われているのが、
なんだかとても不甲斐ないです。

…って、ああ、いかんいかん。
ここは人畜無害な身(略
2002年7月6日(土) 映画
夕方から連れとエピソード2の先行ロードショーへ。ここのところ、結構よく
映画を見に行っているような気がする。珍しい…。
2002年7月7日(日) バンテリンはどこ?
先週から、左腕が痛い。どこかでひねったらしく、曲げ伸ばしの際に鈍痛が。
捻挫してるのか…よくわからないけれど、とりあえず放ってある。

昼は大学時代の友人2人と食事&写真鑑賞会。
「どのような人であるか」は「誰と一緒にいるか」で結構変わるものなの
かな、と思う。大学時代の自分っぽさは、大学時代に接した人と会うと意識
するまでもなく再現される。ふむ…結構面白い。
2002年7月8日(月) うとうと
風邪を引きずっているせいか、どうも調子が出ない。
でもいつものように出張。明後日が春学期の非常勤の最終日なので、新幹線の
中で準備にかかるのだが、抗しがたい眠気が押し寄せてくる。往復のかなりの
時間を居眠りに費やしてしまったような気がする。
2002年7月10日(水) 一区切り
前期の非常勤が終わった。
なんだかこの3か月、夢中になって走ってた。
学生に与える以上に、自分が得たものの方が大きかったかも。

とにもかくにもなにか動いてみないと、なにもできない…ということがわかった。
後期や、その先に対する教訓も得た。
これをバネに、自分自身の研究を進めていけないか、やっと模索できる気がする。
…むっちゃヘタレだな私。

ただ、やっぱわかんないのだ。
「あなた」は「なんのため」に研究してるのですか?
頼む、教えて下さい。
2002年7月13日(土) …はっ
あ、なんか気が抜けたけど、採点作業はまだ残ってるのよね。
レポート提出してくれるかな…彼ら。がんばって。
いや、出して来なかったら容赦なく落とすだけ…しかないのだが、なんか…なぁ。

さて。
新潟出張は、どうやら現地の講師が調達できたらしく、必ずしも行かなくてよいこと
になった模様。
しかし私、あの職場で控えめにし過ぎたかなー。生活かかってるんです、正規の仕事
でないものでもなんでもいつでも振って下さいッ! とか頼んだ方がいいのかなあ。
自己アピール下手だしな。

つか、いろんな仕事切実に求む、だわ。むー。
2002年7月20日(土) 低調な一週間
どうも調子が出ないまま、血圧上がらなくて動けないとか、妙に吐き気がするとか、
そーいったわけわからん体調の中、なんとかやりすごした週でした。
参ったな。夏だからかな。
2002年7月21日(日) つめたいかね?
実家で夕食。
いいんだけど、なんだか月に1度は実家に行ってるっていうのが不自然な
気がする。
近いといえば近いんで、それぐらいしても…とも思うし、特に父が連れを
非常に気に入ってるのはよいことなんだけど。
気軽に帰れそうにない距離に長いこと住んでたから、ちょくちょく会う習
慣がなくて。まあ、喜ばれるならよいのだが。
…にしても、私の父への答え方、そんなに冷たいかなあ。
「……暑いねえ」「うん、暑いね」という、それだけだったのだが(笑)。
2002年7月22日(月) つけたし
昨日実家に行った時、ミニトマトの枝を持って行った。
実ではなく苗でもなく、枝。少し前に風が強かったとき、栽培中のミニトマトの枝が
折れてしまった(沢月亭菜園の日記参照)。くやしいんで花瓶に差してみたら、根が
どんどん伸びてきた。これを実家に植えてもらおうと思ったのだ。

花瓶に差していた枝を、水を入れた適当な空瓶にさし、水がこぼれるといけないので
瓶ごと空の牛乳パックに入れる。これを紙袋に入れて、いざ実家へ!
床に置くと瓶が倒れそうなので、電車でもバスでも紙袋を手に持ったまま、安定を
保つ。
バスで通路側の手に紙袋を持った私の斜後ろには、4歳ぐらいの男の子とお母さん。
やんちゃ盛りの子どもはさかんに動き回り、時折紙袋にぶつかりそうになる。
避けてはいたのだが、背後から肩にぶつかられると、瓶の水が心配だ。
親子が下車する時、お母さんが私に向かって振り返り、丁重に謝ってくれた。
「いえ、いいんですよ」と返したその瞬間、がくっと揺れるバス。つまずくお母さん
の足が、紙袋にヒット。ついに傾き、水のこぼれる瓶。
牛乳パックのおかげで実害はほとんどなかったのだが、結局節度ある礼儀正しさが最大
の被害を招いてしまったのが、なんだか狙ったギャグのようだった。
ゆえに見知らぬ人のコケ日記として記録に残しておきたい。
2002年7月25日(木) 90年代中期のRPGのごとく
今できる最善のことを懸命に実行すればするほど、事態が悪化していく。
考えうる様々な対策が取れるようになった時には、もう最悪の事態かその寸前。
いつぞやのRPGじゃないんだから。

私のサイトは、複数のサーバの複数の入り口を持つ。出迎えるお客さまごとに。
自分のあらゆる側面をくまなく見てもらいたいほど悪趣味じゃないし、そこまで
自分に興味を持つ人がいるとも思わない。だから「リアルの私の近況を知りたい
人」「ゲーム評論を読みたい人」などと使い分けることにしている。
そんな中の一つのサーバが、壊れた。
チャットに書き込むと、それまでの書き込みが全て消える。
掲示板で異常を連絡しようとしたら、掲示板も消える。
同じサーバに置いてあるCGIで次々とログが消えていく。
もう、なすすべもない。
ていうか、自分で事態を悪化させているような気が。

結局サーバ側の不測の事態だったのだが、やることなすことすべて裏目に出るという
経験を、久しぶりにした気がする。
2002年7月26日(金) 小論文テキストの文体
なんつーかね、どうでもいいことなんですけど。
ちょっと愚痴はいりまーす。

最近小論文についての解説の校正なんてしてたりするんですが、その文体が、どうも
自分の許容範囲を越えてしまっているようです。
たとえば
・「〜な文章はダメです。」
 ←だめという言いきり方と、駄目やだめではなく「ダメ」なところ
・「××問題といえば、例の三大問題に尽きるでしょう」
 ←どれも重要な問題ということは認めるが、「例の三大問題」というほどに共有され
 てるか?
・「前の章で○○法について書きましたが、読解について目がさめたはずです」
 ←聞いたことない○○法。しかも「はず」と言えるほど理解しやすい方法ではない
・「灰色の脳細胞をフル活用して」←トリックでも見破るのか?
・「介護保健」←何をか言わんや。「保険」だろうが。

要するに、かなり一人よがりで自分語を乱発し、その自分語を評価基準にして書かれた
ものっぽい。なにより、個々の文がねじれまくっていて、主部と述部が対応していない
こともしばしば。
校正どころか原本自体を修正したくなる。
…自分がすぐれた文章を書いているとは思ってもいないが、あまりにもひどいぞ。

それとなく校正担当の人に言ってみました。
「なんだかこれ書いた人の文体って、独特ですね…」
「そうなんです。なんだか(中略)なことも書かれてるらしいですね」
おい! それが流通したらまずいよ。原本ごと書き直させてくれ!
…と喉元まで出かかったけど、校正自体が切羽詰まっているところで可能なわけはない。
「明日までに原本ごと書き直します」とか言っても、組織的に許されることでもない。
深入りしたくはないけれど、でもこれが多分何年も使い続けられるということに、私は
耐えられるのかな…。
次に出勤したあたりで「じゃあ私が書き直します!」とか言って墓穴掘ってる自分が
目に浮かびます。
うむむ…。

Akiary v.0.50
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