いつものように職場での仕事が終わると、その足で弓道場へ。 最近は夜に練習に行くことはないのだが、今度の日曜日の団体戦の練習があるので呼び出されたのだ。 団体戦のメンバーが集まって練習するのは今日だけだし、参加しておかねば。 練習は7時からなのだが、分室での仕事が終わったのは6時。職場に戻って退社したのは6時20分。駅前まで10分ほど歩いてバスに乗り、30分ほどかかって道場に到着。 ……既に7時である。 道場に着いたら既に他のメンバーは集結していた。 あわてて弓に弦を張り、道着に着替える。 着替えて出てきたとたんに、合同練習開始。 ……そりゃあ、私がいなくて始められなかったわけだから。 準備運動も巻藁もなしで、いきなり四つ矢を持って、試合の立ち順で出る。 とにかく流れを断ち切らないよう、前の人が引いたらすぐに引けるようにするために急ぐ。私は胴造りや弓構えといった動作が遅いので、時間制限の中で引かなければならない時にはちょっと大変だ。人はおろか自分のあたりも気にしてはいられず、せかせかと4本引く。 それを2回。 8射6中。 ……なんだか珍しくあたっていた。昨日の練習なんて悲惨だったのに。 ごちゃごちゃ考えない方があたる、ということかも知れない。 本番もこんな調子だといいねえ、と言いつつ、その後も引いて練習を終え、バスを乗りついで帰宅。昨日のうちに作っておいた根菜おでんを食べて、在宅の仕事にかかる。 この仕事はわんこそばのように次々に追加されるので、2月ぐらいまで延々とやり続けなければならない。 当分、職場の仕事と在宅の仕事と弓で生活が埋まりそうだ。 でも、ここに弓が入っていて、外す気もない自分にちょっと嬉しく思っていたりする。 | |