沢月亭日記 |
2005年6月4日(土) 蹴る前からオフサイド |
やっぱりつい見てしまったバーレーン戦。 あんな深夜なのにテレビに張り付いていた人、多いんだろうな。 NHK-BS1で見ていたのだが(テレ朝はなんというか、テンションが高いので……)、 後半になってから、しばらく映像と音声がずれていた時間帯があった。 映像が1秒かそこら遅れているようで、まだパスを出していないのに 「ああっと、これはオフサイド」なんて聞こえたりするのが、ちょっと楽しかった。 晩ごはんはお休み。 連れが会社に泊まり込みっぱなしなので、晩ごはん自体がお休みっぽくなっているのだ。 食べるにしても最近ちょっとカロリーオーバーだったので、しらたきと豆腐ばかり食べている。 しらたきのパスタ、麻婆しらたき、しらたきと海藻と野菜のサラダ、しらたきの焼きうどん風。 豆腐ステーキ、煮やっこ、いり豆腐、擬製豆腐。 とまあ、こんな感じ。一人ゆえのいい加減さも極まれり、といったところか。 |
2005年6月7日(火) 梅仕事の日 |
今年も八百屋やスーパーの店頭に青梅が出回る時期になってきた。 いつものように梅干を漬けるつもりなのだが、去年までネットで購入していたところの予約販売に間に合わなかったので、急きょ別の店を探す。今年は宮崎産の南高梅だ。 ……が、届くのはまだ先。 今日は、去年までに漬け込んだものをなんとかする。 その1 梅サワードリンクの梅でチャツネ 母が実家の梅で数年前から作っている梅サワードリンク。 梅+酢+氷砂糖を漬け込んだもので、水で割って飲むとヘルシー。 この漬けた梅をどう使ったものか迷っていた。梅だけ残してサワーを飲むわけにもいかない気がして、結局手をつけないまま2年とか3年とかたっている瓶が、いいかげんたまっている。 聞くところによると、今年も実家の梅は実をつけている。のみならず、これまで一度も実をつけたことのない紅梅にさえも実がなっているという。今年の梅サワーが届くのも時間の問題だ。 なので、梅の再利用について調べてみる。梅酒の梅についてはけっこうあって、ジャムやチャツネ、お菓子に使われているらしい。 ところが、サワードリンクとなると見当たらなくなる。「食べられます」とは書いてあるのだが(そりゃそうだ)。 成功したかどうかはともかく、チャツネにしたという報告を見かけたので、それを信じてチャツネを作ってみることにする。 分量:梅サワーの梅300グラム(種取り済)、砂糖120グラム。 ほうろうの鍋に刻んだ梅と砂糖を入れ、ひたひた程度に水を入れて弱火にかける。 1時間ぐらい煮込んで完成。 玄米酢に漬けていたせいか、ちょっと黒っぽいが、甘酸っぱい味がする。 瓶につめて保存しておく。桃屋のザーサイの空瓶2個分になった。 えーと、カレーとかに入れたらいいんだよね?(頼りなげ) (とりあえず、連れが泊まり込んでいる間に実験してみよう) その2 青梅醤油の梅でドレッシング こちらは去年、同じく実家の梅をもらって自分で醤油に漬け込んでおいたもの。 醤油は冷奴やそうめんに使う。 醤油に浸かっていた梅は固くなっていたので、まずみじん切りにして、普通の自家製ドレッシング(酢+ゴマ油+サラダ油+醤油)に混ぜる。これはまあ、地道にサラダに使っていこうかと? |
2005年6月8日(水) 夏の合戦 |
朝、連れが帰宅。 たしか先週の土曜日に会社に行ったっきりになっていた。いや日曜日だったか? 泊まり込みでひたすらラフを書いていたらしい。見せてもらって大ウケしているのだが、 これが出版されるまでにはまだテキストを書かねばならないということで。 ……お疲れさまっす。 そんな中職場に行ったら、夏の泊まり込み仕事のスケジュールを知らされた。 そうか、仕事で泊まり込んで家を空けているのは、むしろ私の方なのだよな。 ……すまないっす。 今日の晩ごはん。 なす入りキーマカレー目玉焼きのせ、キャベツとジャガイモのスープ、和風サラダ(大根、キュウリ、サラダ菜、わかめ+昨日の梅ドレッシング)、トマトと豆腐の偽カプレーゼ(カプレーゼは「カプリ風」という意味。トマトとモッツァレラチーズのサラダを指すことがある。ここでは、モッツァレラチーズのかわりに豆腐を、バジルのかわりに自家製シソを使った) 昨日、チャツネを作った勢いで茄子入りキーマカレーを作った。もちろんチャツネ入りだ。 作りたてだと、スパイス同士がなじんでいない感じがする。 4日ほど寝かせるといいらしい。 たしかに、一日寝かせたカレーは結構好評だった模様。 まだ残っているのでまた寝かせてみようと思う。 あ、一応昨日の晩ごはん(一人分)も。 キーマカレーピッツァ、三つ葉のお浸し、ほうれん草のごまあえ、煮やっこの残り。 ちなみにピッツァは前に作って冷凍しておいた生地にキーマカレーとチーズを乗せて焼いたもの。 |
2005年6月10日(金) 【梅干2005】紫蘇から |
ネットで注文していた南高梅が発送されたという連絡が入る。明日届くとのことなので、その前に容器の準備をしなければならない。というわけで、消毒用の焼酎と天塩を買いに出かける。青果店に寄ると、赤紫蘇が1把80円。結構安い。 去年と一昨年注文したところは、南高梅が7月初旬に届いていたため、紫蘇のシーズンを逃してもみ紫蘇(既に塩もみして梅酢につけてあるもの)を買う羽目になっていたのだが、今年は間に合ったというわけ。 早速4把買い込んで、葉をむしって洗い、水気を取る。300グラムぐらい。これを塩もみして灰汁を抜き、去年取っておいた白梅酢をかけて瓶に入れ、保存。梅が届いて漬け込んだら合わせるつもり。 |
2005年6月11日(土) 【梅干2005】梅到着 |
梅は今日届くらしいのだが、夜になっても来る気配がない。 待ちくたびれた21時少し前、やっと到着。 すぐに梅を洗い、ヘタを取って焼酎をまぶし、塩と交互に漬け込む。 塩分はいつものように18%。梅の量は5キロ。 ただ、去年や一昨年よりも少し小粒な梅が多い。産地や農園の違いだろうか。 去年8キロ漬けたのだが、さすがに一度に土用干しできずに大変だったのと、まだ結構余っているのとで、少し減らしてみた。 4キロの重石をして、紙で覆ってふたをし、作業完了。 このまま来月まで待つ。去年までに比べて半月ほど漬け込む時期が早いので、その分長く漬けた状態で置いておくことになるのだが、どう変わるか変わらないか、楽しみである。 |
2005年6月16日(木) 久々。 |
昨日連れが1週間ぶりに帰宅。ハードディスクレコーダで予約していた番組が、ディスクが満杯になって録りきれなくなるほどに家を空けていたことになる。「ディスクが満杯です」というアラートが出ているのを知りながら、消してよさそうなものがなくてほとんど何もできなかった自分の無力感。 ともあれ、面白い仕事をしていた模様。いや、仕事っぷりが面白いのではなく、出来上がりつつあるものが面白そう、ということ。発売が楽しみだ。 私はといえば、いい加減な食生活がたたったのか風邪ぎみ。頭がふらふらする中、非常勤で90分声を張り上げ、その後職場で質問の応対。喉が痛い。 今日の晩ごはん。 ピーマンの肉詰め、蒸し人参のごまあえ、サラダ(トマト、サラダ菜、キュウリ)、とろろと納豆のみそ汁、アスパラのパルミジャーノ風。 |
2005年6月17日(金) カーボンとグラスの差の微熱 |
喉が痛い。微熱も少々。寝ると嫌な夢と寝汗。 それでも寝込むほどではなく、日常生活は普通に送れてしまう。食欲もふつう(もっとも私の場合、食欲がなくなるのはよほどのことなのだが)。 辛いのは、弓が引けないこと。 水曜日に練習に行った時、いつになく弓が強く感じられ、いつものように引けなかった。なんとか必死に力で引こうとしてしまい、形が悪くなって先生方にさんざん注意を受けた。 道場のもっと弱い弓を使うように言われ、手に取ったのは、私の弓と同じ種類、同じ強さの弓。ただ、素材がちょっと違う。その弓はグラスファイバーだが、私の弓にはカーボンが入っている。 それだけの違いなのだが、その弓だと余裕をもって引けて、先生にもほめられた。 ほんとにちょっとした差なのだが、それが微熱のせいだったのではないかと思う。 もちろん、弓は「力で引く」ものではないから、本来微熱で多少ふらふらしているぐらいで引けなくなるようなものではない。つまり私はその程度の引き方しかできていなかったということだ。そのことに気づけたのは収穫だったけれど、微熱がある状態では自分の弓はまだまともに引けない、という事実は事実。風邪をちゃんと治して練習すべきだろう。 ということで、今日は練習を休んだのだが、うーん、なんだか悪いことをしている気分。 今日の晩ごはん。 餃子、豆腐となめこのみそ汁、なすの味噌焼き、とろろ焼き、サラダ(トマト、キュウリ、大根、ワカメ、寒天、自家製シソ)、鶏皮入り卯の花。 |
2005年6月18日(土) イレギュラーなパターン |
微妙な風邪が続いている。 そもそも私の風邪の引き方は、かなり長い間、夏冬問わずわりと同じパターンだった。 a:喉がいがらっぽくなる b:声がかれる c:咳が出る d:長引く aの後で喉の痛みが出たり、bの声がれに行く前に喉の痛みや鼻を経由したりする場合もあるが、基本は変わらなかった。 だから、喉がおかしいと思ったら風邪なのだと思っていた。 逆に言えば、喉に変調を感じなければ、風邪だとは思わなかったということ。 が、今回はなんだか違う。 a:倦怠感、微熱、寝汗 b:喉がいがらっぽくなる c:喉が痛くなる d:鼻、咳、声(それぞれちょっとずつ) という順序で、かつa〜dが移り変わるのではなく重なって増えていっている。 結構珍しい経過をたどっているように思う。 薬で抑えるほどでもないけれど、寝込むほどではないけれど、食事に気を使うほどでもないけれど、 とにかくだらだらと続く風邪。 なんというか、どの症状も日常生活を送る分には差支えない程度の軽さなのがかえってストレスになる。 こういう場合は休んだらいいのか普通に動いていた方がいいのか、どっちなんだろう。 今日の晩ごはん。 鰯のガーリックパン粉ソテーピーマン添え、サラダ(トマト、セロリ、キュウリ、レタス+自家製梅ドレッシング)、豆腐となめこのみそ汁、春菊のサラダ、鶏皮入り卯の花。 |
2005年6月19日(日) ウィルスと格闘 |
実家に一人で行ってきた。風邪はまだ治っておらず、あまり出かける体調ではなかったのだが、実家のPCの挙動が不審だそうなので。 行ってみると、PCがウィルスまみれだった。20種類ほど検出し、駆除できないものも残っている。 あれこれ試したが、結局駆除できないものが残ってしまう。 熱も上がってきたので、ひとまず撤退。近いうちにもう一度行くつもりだ。 今日の晩ごはん。 蒸し豚の塩焼き、サラダ(水菜、レタス、トマト、キュウリ)、小松菜とベーコン、キャベツと豚肉の梅あえ、茄子のみそ汁、焼き油揚げ。 |
2005年6月20日(月) お休み |
風邪で声が出なかったので、職場に連絡して休むことに。 微熱は相変わらず続いている。声にまで来るのは長引くパターンなのだが、微熱も長引いてしまうのだろうか。 今日の晩ごはん。 豆腐の辛みそあんかけ、サラダ(レタス、トマト、キュウリ、カイワレ、紫蘇、水菜)、ニラ玉みそ汁、鶏皮入り卯の花、セロリのおかか炒め、こんにゃくの黄金焼き、長いも納豆。 熱でくらくらしているせいか、献立を考える気力がない。何も考えずに台所でだらだらと作っていると、なんだか作り過ぎてしまって、品数がやたらと多い。 |
2005年6月24日(金) 咳はまだまだ |
やっと熱は下がったが、咳が残っていて、結構しんどい。 今日の晩ごはん。 かつおの刺身とづけ焼き、おかひじきのからしあえ、水菜の梅かつおあえ、カボチャとナスとピーマンの焼き浸し、豆腐ときのこのスープ、サラダ(キュウリ、水菜、レタス)。 昨日の晩ごはん。 おかひじきのサラダ、チキンマカロニグラタン、ブロッコリのイタリア風、豆腐のスープ、水菜とキュウリのサラダ。 一昨日の晩ごはん。 豚肉といんげんと春雨の炒め煮、わかめと豆腐のみそ汁、サラダ(レタス、キュウリ、トマト、カイワレ)、焼きナス、長いも納豆、カボチャのサラダ。 |
2005年6月25日(土) 合宿 |
ものすごく久しぶりだ。仕事じゃない合宿ってのは。 というわけで、この土日は弓道の合宿。なんだかよくわからないけれど楽しそうなので参加してみることにした。いつも室内の道場で引いているから、普通の道場をいろいろ見てみたいし。 ということで、新宿に集合してロマンスカーに乗る。ロマンスカーで箱根に行くのっていつ以来かな。会社勤めしていた時の日本品質管理学会の研修だったか、はたまた中学時代の遠足か。 箱根湯本から登山鉄道に乗り継いで、彫刻の森で下車。すぐ近くに町立の弓道場があるのだ。 目の前に山なみが広がる。射場を風が吹き抜けていく。 いつもの道場ではありえない体験だ。 練習と講習会のあと、いろいろな的で射ることに。風船、射割(板が的)、月次(つきなみ。季節にちなんだ絵を射る。絵心のある方が用意して下さった四季つれづれの絵の扇が的)、金的(小さい金色の的)てな順番。 ここで奇跡が。板と扇にあたってしまったのだ。 ふつうの的よりも小さいのであたりにくいのに、普段全然あたらない私があててしまったので、なんか大騒ぎになる。 これはいわゆるビギナーズラックってやつか? 昼食後は対抗戦。年齢で分けた2チームで点数を競う。 ふだんは的のどこにあたっても「中り」なのだが、今回は中った場所によって点数が決められている。 暑いけれど風が心地いい。すぐ後ろで「あちー」とか言っている先輩に苦笑しつつ引いていたら、わりとよくあたった。 結果はなんと同点。でも決定戦をやったら、私ら若者チームは惨敗してしまった……。 その後宿舎に入り、温泉のち宴会。 うちの道場で共通している雰囲気は「趣味だから個人が好きずきでやればいい、でもそれ以上の交流ができれば、それはそれで嬉しい」というもの。こういう、過度に人を拘束しないコミュニティはわりと好きだ。弓道場がみんなこんな雰囲気というわけではないらしいので、いいところに出会えたというべきだろう。 |