沢月亭日記
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2004年6月2日(水) !?
な、なぜ私は数学の質問に答えまくっているんだ!?
仕事が少ないからなのだけれど。
そしたら、でっかい仕事をもらってしまったので、今月いっぱいはこれにかかりきりの予定。

少ない仕事を奪い合っている状況でも、人にものを尋ねる態度になっていない質問は敬遠されるようだ。
どう考えても無理な時間指定(送信10分後とか)をしてきたり、
なにをしてほしいのか、さっぱりわからないものだったり、
なんだかよくわからないけれど逆切れしていたり、
自分の名前を書いていなかったり、
「〜に答えなさい」と命令してきたり、
「文法事項を全部詳しくわかりやすく教えてください」とか無茶な要求をしたり、
一度にものすごく大量の質問を送ってきたり、
ギャル文字だったり。
そういった質問は、結局は他にすることがなければ引き受けられていくのだが、やはりなんとなく後回しにされやすい。

目の前にいなくても、人は人なんだ。
(ただ、もし質問を受け付けるのがメカだったら、上記の質問の大半を「回答不能」と突っ返してくれるのだろうが)
なぜ、そんなあたりまえのことに気付けないんだろう。

今日の晩ごはん。
鶏肉と青梗菜のミルク煮、がんもどきと厚揚げの含め煮、きゅうりとわかめの酢の物、アスパラのサラダ、あおさのみそ汁、火であぶった鶏皮(謎)。
2004年6月6日(日) 打ち上げ
昼間にずっと抱えていた小さな目標をひとつ達成して、ハイな気分のまま
夜にゴールデンウィーク中にあった泊まり込み仕事の打ち上げに参加した。
今の職場の人たちと飲みに行くのは、実ははじめてだったりする。
帰宅時間がずれていて機会が持てなかったし、積極的に加わるタイプでもないのだが、
でも、みんなと一緒に騒げる時間は、結構好きだ。
結局日付けが変わるぐらいまであれこれ職場の愚痴で盛り上がり、帰りがけには似た立場の人と
今年の研究計画を熱く語り合った。有意義というか、楽しかったからいいか。
2004年6月7日(月) アラ、衝動買い
衝動買い。
高いものをなんらかの衝動に突き動かされるままに買ってしまうことを、ふつうそう言うのだと思う。
が、今日「衝動買い」したのは、マグロのアラ200円。
高くない、ていうかむしろ安い。
問題は、こいつの調理方法を、自分があんまりよくわかっていないということだ。

赤身がついている部分をスプーンでこそげ落とすと「ネギトロ」になるらしい。
だが実際にやってみると、大体ネギトロ丼3-4杯にはなるぐらいのすき身は取れたが、残りの部分が多すぎる。
骨。取れない身、血合い。
特に血合いは量が多く、処理に困って検索をかけてみる。
普通に焼いて食べられる上に、栄養も豊富らしい。
とりあえず、骨とまわりの身はゆでてほぐしてから酒と生姜と醤油で炒ってフレークに。
血合いは適当に切ってニンニクとみりんと醤油につけ込む。

今日の晩ごはん
(自分)
カレーライス、マグロのあら汁(ゆで汁ともいう)、ニラの梅干あえ。
(連れ)
カレーライス、サラダ菜とカイワレとアスパラガスのサラダ、わかめスープ。
2004年6月10日(木) それは違うだろう
そうそう、6/7のマグロの血合いは、翌日竜田揚げにしてみたらなかなか美味だった。
今度は漬け込む際に生姜を忘れないようにしたいところ。

職場で携帯に、職場から電話がかかってきた。
……何故。

今日の晩ごはん。
鶏肉ともやしのホイル焼き、山芋のすり流し汁、キュウリと海藻のサラダ、ゆでたブロッコリー、いんげんのごまあえ。
2004年6月12日(土) 私の見ている世界はあなたの見ている世界ではない
対面した生徒と講師。見ているものは同じ英文。訳もそんな変わらない。
だが一方は、自分が作った訳文の意味が分からず戸惑っている。
戸惑い顔の生徒に「訳としてはそれでいいよ。どういうことかっていうと……」と解説する。
そんな事態がしばしば起こる。

私が見ている世界と、生徒が見ている世界。
ふたつの世界を言葉でつなぐことは、ここでさんざん繰り返していることだが、難しい。
私にとっては「書いてあるじゃん」なのだが、それは生徒の了解可能な世界ではない。
どこまでを了解しているのかは相手によって異なるから、それを聞き出さなくてはならない。
それも、言葉を通じて。これもまた難しい。毎回が戦いみたいなものだ。

だから、質問されて答える、という仕事は、対面であろうと電話であろうと文字のやり取りで
あろうと、私には世界と世界のぶつかり合いに見える。
その世界の段差に、時々圧倒されてしまう。
しかも、必要なのは恐らく、段差を私が降りて行って、彼らの手助けをすることではなく、
彼らが自分で段差を登って来られるようにすることだ。
このへん、自分でも方法論が確立していなくて、困るところである。

今日の晩ごはん(冷え性だという連れ対策)
ネギトロ丼、キャベツとピーマンのごまマヨネーズあえ、鶏ガラスープきのこ仕立て、ひじきと鶏皮の煮物、水菜のサラダ、焼き厚揚げ生姜醤油添え。
(マグロ、厚揚げ→蛋白質。ネギトロの葱、厚揚げの生姜→身体を温めるスパイス、ひじき→鉄分、ごま→ビタミンE、水菜とキャベツ、シソ→ビタミンC、きのこ→食物繊維、鶏ガラスープ→コラーゲン。あと、マグロ、葱、にんにく(水菜のサラダのドレッシング)、生姜は身体を温めるらしい)
2004年6月13日(日) 休日
今日は家から出ずに、たまった洗濯とプランターの手入れなどをして過ごす。
プランターのトウガラシの新芽についていたアブラムシが減ってきたので油断していたら、
彼奴ら、葉の裏にびっしりとついていた。
指先でつぶす感覚が、いやな感じで残ってしまった……。

今日の晩ごはん。
チキンソテーいんげん添え、水菜と人参とカイワレと油揚げのサラダ、青梗菜と厚揚げの味噌炒め、
ひじきの鶏皮煮、ゆでたブロッコリー、キャベツのみそ汁。
2004年6月30日(水) ひさしぶりに
いやあ、どうも晩ごはんが公開するには恥ずかしいほどどーでもいいものな日が続くと
日記も滞りますな。
いつものように仕事と非常勤×2と、先週末には職場の知人に頼まれた翻訳の仕事を
やりつつ渋谷に友人と飲みに行って、ついつい熱く語って(&語られて)みたりして。
でもって今月末が期限だから結構余裕があるとふんでいた仕事を、今日ぎりぎりで
なんとか仕上げたり。
…なにげにISBNのつくよーな出版物向けに書いたものが多いな。名前出ないけど。

よくこの日記を見た人から「忙しそう」と言われるのだが、何もしていない時に
そう日記に書かないから、何かしているように見えてしまうというだけであって、
実際には人の半分ぐらいしか動けていないんじゃないかと思う。
上に書いたことも、たぶん毎日きちんと書いてたら、だいぶ薄まるはず。

そうだ。今月はじめに実家が空き巣に入られた話はまだしていなかったか。
30年近く住んでいて初めて遭った被害に、両親はだいぶへこんでしまったようだったので
心配していたのだが、翌日にはセコムとの契約を済ませ、面倒な手続きを懸命に覚え、
緊急連絡用の携帯を買って使い方を自力でマスターしようとしているらしい。
今までパソコンでも携帯でもデジカメでも、いちいちこちらに電話して聞いてきたのに。
人間、その気になったら幾つになってもできるものだということか。

今日の晩ごはん。
春巻、豆腐とわかめのみそ汁、水菜と油揚げのサラダ、青梗菜のお浸し、トマトとカイワレのサラダ。
2004年6月30日(水) 書き忘れてたので追加。
この時期の質問、高校二年生の国語の場合「山月記」に関するものが増える。
ちょうど期末のテスト範囲なんだろう。
少なくとも母が高校で教えていた25年前から今に至るまで、どの教科書にも載っているので、
かなりの人たちの共通体験になっているはずの小説。
この子たちも同じものを読む経験をしているところなのだ。どこまで残るかはわからないけれど、
個人的に十代であれに出逢っていながらなぜ今の自分はこうなんだ、という思いのある私にとって
彼らにもできるだけ読み取ってほしいものが……
って、まず漢字の読みから説明しないといかんのか。
いやその前に、教科書忘れてきちゃダメじゃん!

そんな脱力感を、無意味に追記しておこう。

Akiary v.0.50
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