沢月亭日記
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2003年11月3日(月) 三連休
世間は三連休だったらしいが、私は熱海で泊まり込みの仕事。放っといてごめん>連れ
夏の4泊よりは体力的にだいぶましだったものの、1日に1、2時間しか寝ないでいるのはやはり辛い。待機時間がけっこうあったので、持ち帰りの添削を持っていけばよかったかも。

新宿に着いた時には既に夕方。晩ごはんを作る気力もないので、連れを呼び出して早稲田通り沿いのお気に入りのそば屋へ。
2003年11月4日(火) 痛。
うーん、まあ人生いろいろだなー。

今日の晩ごはん。
餃子、白菜と豚肉のみそ汁、ポテトサラダ、白菜の浅漬け、あとなんか一品あったような。
2003年11月7日(金) 湿疹
1週間ぐらい前から顔に湿疹ができている。
連れと一緒に食べられないからと、いい加減な食生活になってたり、
泊まり込み仕事で極端な睡眠不足になったりで、
まあ体調を崩してもおかしくない状態ではあるのだが、
顔は困る、顔は。
まぶたなんかが腫れて一重になった日にゃ、人相変わるし。
そんなわけで、朝一番で医者に。高円寺一帯をさんざん歩き回って、結局近所の皮膚科にたどり着く。
さくっとステロイド軟膏が処方された。これでおさまってくれるといいんだけど。
2003年11月10日(月) 胃。
週末はずっと風邪で寝込んでいて、月曜からはどうにか動けるようにと思っていたのだが…。
朝、空腹にカップスープを一杯流し込み、ついでに風邪薬を飲む。胃に一応なにか入れたからいいかと甘く見ていたのだが、これがてきめんに胃に来た。
吐き気で数時間のたうちまわる。吐こうにも胃が空で、無理矢理吐いた胃液に血が混じっている始末。
…結局、バイトに行けなかった……。
教訓:たかだかカップスープ1杯を「一食」などと思ってはいけない。あと薬はちゃんと「食後」に飲もう。「食事中」に飲んじゃだめだろう。ちなみに「食間」は食事と食事の間のことである。誤解なきように。

ちなみに金曜日に医者に行った湿疹は、すっかりよくなった。さすが、ステロイド系。
で、こういう場合には、医者にもう一度行って「治った」と報告した方がいいのか、それとももう行かなくていいのか。迷うところだ。

今日の晩ごはん。
↑こんな胃の状態なので、小松菜を刻んで卵でとじた雑炊。
2003年11月11日(火) 鼻。
胃はひとまずおさまったものの、風邪はまだ治っていない。怖いので風邪薬を飲めなかったせいか、鼻がひたすらむずむずする状態が続いている。

そんなわけで、微妙なストレスためながら、持ち帰り仕事の添削。
あと「文章なんて書いたことほとんどないけど来週までに小論文書けるようなコツ教えろ」系の質問に答えるためのテンプレートを作ろうとしている。
この時期、あまりによくある質問だが、はっきり言って無理だ。逆立ちもしたことない人が床運動で10.00とれるようなコツなんか、あるわけない。できるのはなんとか、失格にならない動き方を教えるぐらいか。
ところが、私の職場の小論文の教材を作ってらっしゃる方は、逆立ちのできない人にいきなり難易度の高い技を見せつけ、強要し、「どうだ、この道は厳しいのだ、さあがんばれ」と発破をかける方針らしい。
(なのに本人の日本語が壊れているのが腹立つ(笑))
そこまで追い落とさなくても、たぶん彼らには自分の経験不足はわかっていると思うのだけれど。
むしろ必要なのは、なんのために、何をどうすればいいのかを示すことだと思う。
あの人は、生徒と「対話」できているのだろうか。
対面して話せば、私と彼らの常識はそんなにかけ離れちゃいないのに。

…って、なに一生懸命になってんだか(苦笑)。

今日の晩ごはん。
一人なので適当に、小松菜のお好み焼き(キャベツのかわりに小松菜100g)、わかめと豆腐のみそ汁、にんじんと大根とツナのサラダ。
2003年11月12日(水) それでも、あまりにも。
まだ風邪でぼーっとしているのだが、なんとか出勤。
今日は「国語の講師」として仕事にあたる。のどあめで声と咳をごまかしつつ。
小論文でお相手したのは、教員志望の子。学部で勉強する姿勢を聞かれているのに、教育評論家のように「大人は〜すべき」と大きく出てしまっていて、聞かれたことに答えていない。

君が高校生なのは、この文章を読む人は知ってるから。
教育の専門家の意見を求めてるんじゃないから、そんなものになりきらなくていいんだよ。
そういう話を繰り返して、聞かれていることに答えるためにこんな風に考えてみたらどうかなあ、てな案をいろいろ示してみるのだが、どうも反応が悪い。
それなりに子供に接する経験を積んできているらしいのに、それを言葉にするのに強力なブロックがかかっているような感じ。
(まあ、もちろん私の引き出す技術のなさ、というのもあるのだが、それは私自身のスキルの問題なので、ここで書くことではないし、自分で磨くしかなかろう)

文章を書きなれていない子が、どうしてああも似たようなパターン(与えられた課題文や、新聞のコラムの引き写しのような論調)に陥るのか、ずっと疑問だったのだけれど、もしかしたらああいうパターンに逃げざるをえないような状況だ、ということなのかも知れない。
ほかに書きようを知らない、というか、書き分けるということをそもそも知らない。
こんなふうに書かなくたっていいんだよ、と言われても、じゃあどう書いたらいいのか戸惑ってしまうんだろう。
それは、モデルの欠如、ってことなんじゃないかという気がする。
どんなふうに書けば、どんなふうに読まれるか。
そして、そう読まれた自分の文章に対して、自分がどう対処するか。
その、方法論。
書き言葉を通じたコミュニケーションの方法、と言えるかも知れない。
けどこんなもの、あと何週間か何か月かで付け焼き刃できるわけがない。
そう思うとますます、自分は無力だ、と思えてしまう。

今日の晩ごはん。
チキンソテー小松菜と椎茸添え、かぼちゃのマスタードマヨネーズサラダ、白菜と麩のみそ汁、高野豆腐とにんじんと椎茸の煮物。
2003年11月17日(月) 咳。
まだ風邪をひきずっている。
パソコンの画面ごしの遠隔地面談は、講師の負担が一切考慮されないヘヴィなシステムだが、のど飴をなめていても匂いでばれないという利点(だけ)はある。あと、お客さんに風邪をうつさずに済むし。
10月から、弓道を始めた。なにか新しいことを始めるなんて、何年ぶりだろうか。
区の初心者教室がこの間終わり、連盟に加入しての講習会に移る。
これまでは、まあなんとか的に当ててみようか、という入門編。
で、今日の講習会からは、弓道着を着て受けることになった。初心者教室が終わった先週(10日)に申し込んだ上着と袴と帯と足袋を受け取り、教えていただいてなんとか着つける。
初心者教室で同じ班だった人たちとぎゃーぎゃー騒ぎつつ試行錯誤しながら、なんかそれっぽい格好になったみたい。
でも、気合いが入って思い知らされたのは、弓を引く時の自分の上半身の不安定さ。なんだか、動かす部位が決まっているだけに、問題点もはっきり見えるようだ。やってる本人にはなかなかわからないのだけれど、言われてしまったと思う。

ともあれ、やっていて大変だとわかっているのに全然苦にならないという状況はかなり楽しい。できれば長く続けていきたいものだ。

Akiary v.0.50
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