沢月亭日記
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2002年11月4日(月) 1週間ぶり日記、晩ごはん特集
10/27
豚肉のアスパラ巻、春巻、茎わかめと人参のいためもの、ポテトサラダ(連れ作)、白菜と春雨のスープ、かぼちゃのミルク煮。

10/28
牛肉とレタスの炒めもの、きゅうりとわかめの酢のもの、ポテトサラダ(連れ作)、茎わかめと人参のいためもの、なめこと葱のみそ汁

10/29 肉じゃが、ポテトサラダ(連れ作)、わかめと豆腐のみそ汁、ピーマンの焼き浸し、かぼちゃのミルク煮。

10/30
アジの梅干煮、ポテトサラダ(連れ作)、わかめと豆腐のみそ汁、長芋の短冊、。

10/31
焼豚レタス添え(連れ作)、ポテトサラダ(連れ作)、白菜としめじのみそ汁、カイワレ大根のお浸し、ピーマンの炒め物、オムレツ。

11/1
八宝菜、ポテトサラダ(連れ作)、ピーマンの焼き浸し、白菜としめじのみそ汁。

11/2
にらと鶏肉その他の鍋、ポテトサラダ(連れ作)。

11/3
カリカリチキン、海藻サラダ、春菊のごまあえ、なめこのみそ汁、焼き厚揚げ。

11/4
鶏肉とこんにゃくの煮物、じゃがいもと焼豚とにらの炒め物、椎茸の串焼き、わかめと豆腐のみそ汁、きゅうりとアスパラガスのサラダ。
2002年11月4日(月) しばらくぶり
1週間更新をさぼっていた。特に理由があるわけでも、書くことがなかったわけでもないのだけれど、目立たないところをちょこちょこと更新していてつい書き忘れていたのだ。
というわけで、起こったできごとを順不同に書いてみる。

・非常勤は、実習を中心にして体験から学ばせる方針に変更したのだが、これはこれでどういう反応があるのかわからない。毎回戦ってる感じ。

・姪の写真が届く。ディズニーランドに行ったときのものなのだが、ミッキーマウスに頭をなでられている。もう少し小さかった時は、ああいう着ぐるみ系を怖がって泣いたものだったのだが、もう平気なようだ。

・小論文の添削で「元来日本は山に囲まれた国で…」という記述にどう突っ込もうかしばらく悩んだ。「山の多い国で」と書きたかったらしいが、日本を囲むのは、まぎれもなく海だ。

・久しぶりに1日に2度すっころび、両足が腫れる。

・仕事から帰ってきたら、iMacのメモリが倍以上に増えていた。連れからの誕生日のプレゼントだった(喜)。
2002年11月5日(火) 不幸なできごと
非常勤の後で学生と話す。
学生「このクラスって雰囲気堅くないですか?」
私 「そうだね、みんな静かで」
学生「なんか、不思議な感じ。親睦深めたりした方がいいんですか?」
私 「……えっ?」

正直、返答につまる。
不思議だったのか…。いや、私も不思議というか肩凝りまくってたから。
静かに講義を聞き、自分の課題をこなす。グループを作って課題を出すと、会話のないグループができる…。そんな感じの集団だった。

私が学部生だった時には、必修科目で分けられたクラスごとにまとまりができていて、そこからなんとなく交流の輪が広がっていった。学部単位での学祭での出し物もあったし。たかだか20人しか受講しない選択科目の一つの受講生が一つのコミュニティとして成立するというのはあまり考えられなかった。仲のよいグループはグループで固まっていたし、一人で受ける人は受けていたし。
そういった分布が既にできているところで、むやみにグループを作って作業させて…とかやると当惑するかな、と思っていた。ただでさえ昼と夜が混じってるんだし。
だもんで、一人一人でできる実習を中心にしていこうと思っていたのだが…ちょっと考え直してもいいのかな。

なにより、この堅苦しい雰囲気をつくり出しているのは自分だったのかも知れない。授業運営のあり方を見直す必要がありそうだ。うわー、そんなスキルないよう(泣)。


帰宅すると、連れが自作PCを作っていた。
組み立てるとこ見たかったのに…と思いつつ、夕食の支度をする。
連れが声をあげたので行ってみると「煙を吹いた」とのこと。確かに異臭がただよっている。
CPUやマザーボードが瞬時にしてふっ飛んだ、ということか。
あまりに不幸なできごとにシチューを煮つつ心の中でもらい泣きする。
そんなにもリスクの高い方法だったのか、自作機ってやつは…。

で、今日の晩ごはん。
ポークのクリームシチュー、きゅうりとセロリのサラダ、ピーマンの炒め物、絹さやのお浸し。
2002年11月7日(木) 違わないじゃん
いつもは小論文で書かれたことに突っ込むんだが、今日は設問になっている課題文の話。
今日中に送り返さなければならないという添削を配られ、見たら小論文というより生物の問題。太陽からの紫外線がDNA分子に与える影響を述べた文を読み、紫外線によってDNA分子にどんなことが起きるのかを書くというもの。
中に、こんな感じの文があった。
「ピリミジン塩基と呼ばれるシトシン、チミンが結合する場合もある。これは、相隣り合うピリミジン塩基が結合してニ量体(T-ダイマーとC-ダイマー)を作るものと、近隣のピリミジンが結合してニ量体を作るものである。」

……「これは」以降の「と」で結ばれた2つの違いがわからない。同じことを言っているようにしか見えないのだが、それは生物から遠ざかって久しいがゆえの知識のなさによるものだろうか。

結局なんとかまとめる形にしてしまったのだが、気になるので調べてみる。
検索して「紫外線と皮膚」というページに飛ぶ。

--------以下「紫外線と皮膚」から引用
二つのピリミジンがDNA鎖上で相隣り合っている場合、そのピリミジン同士が互いに結合して二両体(ピリミジンダイマー)を作る現象がある。また、近隣のピリミジン同士が一方のピリミジン環の六位と他方の環の四位と結合するダイマーも存在する。
--------引用終了

つまりニ量体に異なる結合の仕方のものがあるってことか。
それならそう書いて欲しかったんだが。
ていうかそんな文章を入試問題に使わないで欲しかった…。

昨日の晩ごはん。
ポークのバター焼き、人参ときゅうりのサラダ、白菜と鶏皮のスープ、セロリの炒め物、なすとピーマンのなべしぎ。

今日の晩ごはん。
鶏肉と青梗菜のクリーム煮、南瓜のミルクスープ、ポテトサラダ(連れ作)、絹さやのガーリック炒め、セロリの炒め物。
2002年11月9日(土) 五徳とパン
昨日の日付で書こうかとも思ったけれど、連続した話なのでこちらで。

昨夜、仕事帰りに本屋で買ったのは、電子レンジを使ってパンを作るレシピ。
数日前に出張先で新幹線を待つ間に立ち読みして、気になっていたものだ。
イーストも購入し、明日焼こうと決意。

日付が変わって1時間近く経った頃だろうか。
隣で連れが「五徳をきれいにする方法を見つけた」と言う。
焼く、あるいは重曹を入れた湯でグラグラ煮る、とのこと。早速実行。
重曹もあったので、二口のガスレンジの一方を使ってもう一方の五徳を煮る。
ついでなのでガスレンジ周辺の油汚れを掃除。
…真夜中に何をやっているんだこの家は……

で、3時過ぎまでかけて煮込んでみたものの、しつこい汚れがこびりついている。
重曹を買ってきて、再挑戦することにして就寝。

で、今日。
午前中に牛乳やクッキングシート(パン用)と重曹(五徳用)を買ってくる。
昼食後、五徳を煮る連れ。その横でパンを作る私。
どういう午後だよこれは…。
パンは、水分が足りなかったのと発酵不足で、イメージ通りにはならなかった。
が、これはこれでスコーンみたいで美味しい。既にパンとは言えないんだけれど。

五徳の方は、連れの奮闘の甲斐(火傷つき)あってかなりきれいになった。

今日の晩ごはん。
とり肉と里芋のうま煮…あと失念。
2002年11月10日(日) 梯子
国立西洋美術館の「ウィンスロップ・コレクション」に行く。SHOWさんが何年か前に開催された「モロー展」の図録を持ってきてくれて、ギュスターヴ・モローの作品の前で同じ題材や構図の絵を比較して見て歩いた。
その後、東京オペラシティに移動。ダグ・エイケンのインスタレーション「ニュー・オーシャン」を見る。見るというか内に身を置くというか、一面からは決して全体が見渡せないようになっていて、様々な形で切り取られた光景が移り変わっていく。ただそれだけなのに、どこか緊張感をはらんでいたり、止まったような感じがしたり、一定のテンポを持っていて面白い。

今日の晩ごはん。
餃子、ポテトサラダ(連れ作、今回はきゅうり抜き)、わかめと豆腐のみそ汁、かぼちゃのソテー。
2002年11月11日(月) 水鳥
連れと吉祥寺でTRICK劇場版を見たあと、井の頭公園へ。水のあるところでぶらぶらしながら、鳥を見るのが好きなのだ。
池には数種類のカモが浮かんでいた。橋や岸辺から餌をまいている人がいて、餌がまかれるたびにカモ達がそこへ殺到する。
運良く大物をつかんだものの、横から取られるカモ。
つかんだ餌を死守して潜り、池の中央へ逃げようとするが、仲間の追撃をくらっているカモ。
寸前でいつも餌をかっさらわれるカモ。
いろんなやつがいて、楽しい。
カモだけではなく、岸にサギが降りてくることもある。木をよく見るとゴイサギもいたりして。たまに来るのも悪くないと思った。

今日の晩ごはん。
ロールキャベツ(できあい)、ポテトサラダ(連れ作)、キャベツと豚肉の梅あえ、インゲンのごまあえ、山芋のみそ汁。
2002年11月12日(火) つらつらと思うこと
要するに私は、持ってる関心と取るべき手段をうまく合わせられなかったんだな。
その関心を満たすためには必要なことなのに、どうしても苦手でできない。
(とはいえ、今思うと意外に好きになれたかも知れないのだが。どこかで出会い方を間違えたな、これは)
で、別の手段で自分の関心事に迫ろうとして、全然うまくいかなかった、と。

さてこの場合、次にすべきは
1 関心を貫くべく手段を講じる
2 自分ができることに関心を合わせる
3 いっそ、どっちも違うことをやってみる
…一番自滅しそうな3を選びつつあるような気が…。

非常勤。「なんだそうか、こうしていけばいいんだ」と、全体の流れが見えた気分。
万が一来年があれば使えそうだが、あるかどうか。

今日の晩ごはん。
豚肉とニラの炒め物、オクラの梅あえ、青梗菜のお浸し、ポテトサラダ(連れ作)、里芋のチーズ焼き(初挑戦。薄く切ってゆでこぼした里芋をバターで焼き、チーズをかけてオーブントースターで焼く。わりと好評)、わかめと豆腐のみそ汁。
2002年11月13日(水) パン
仕事に出かけている間に、連れが手作りパンを作っていた。
昨日に続けて2度めの挑戦。昨日はなんだかふくらんでなくて堅くて、でも味は
一応パンというものだった。(連れにより「しめパン」と命名)
今日の作品は昨日に比べてだいぶ「パン」と呼べるものになってきている。
すごいじゃん、でもなんだか追い越されている気が。

今日の晩ごはん。
ゆで塩鮭のおろし添え、豆腐とわかめのすまし汁、青梗菜の炒め物、ポテトサラダ(連れ作)、キャベツと鶏皮の炒め物。
2002年11月14日(木) よかった…
とりあえず来年もお仕事にありつけそう。

今日の晩ごはん。
鶏肉の塩焼きカイワレ添え、豆腐となめこのみそ汁、インゲンとちくわの煮物、ポテトサラダ(連れ作)、(なんかもう一品あったけど忘れた)、納豆。
2002年11月15日(金) 「添削してください」
小論文の添削の多い時期なのだが、困るのが、どういう設問に答えて書いた小論文なのか書かれておらず、書いた文章だけを出してくるパターンだ。
「Aについて書け」と言う設問に、Bについて延々と書いた文章で答えたとする。それがどんなにすばらしいものだったとしても、聞かれたことに答えていないという時点でお話にならない。だが、設問がわからなければそんなことは指摘しようがない。せいぜい誤字や用法の間違いを指摘するだけだが、そんなもの、根本的な指導になっちゃいない。
「設問がわからないと答えようがないので、「」という設問のもとに書かれたものだと仮定して添削します」みたいなことを書くけど、わかるのかな。

(自分の過去を振り返ると、文章を書くのが好きで、慣れた表現はできていたと思う。ただ「設問に答える」という意識はほとんどなく、話題に近そうな既知のできごとを述べてみてそれっぽい気分になっていた。だもんで、うまく当たれば評価は高いが外せば低い、という、教師にしてみれば評価が定まらない生徒だった記憶がある。問答が成立しなかったら「互いに言いっぱなし」でしかないのにね)
どう言えば、切羽詰まった受験生に届くのか、迷うところである。

今日の晩ごはん。
麻婆豆腐、青梗菜のお浸し、もやしのごまあえ、豆腐となめこのみそ汁、ポテトサラダ(連れ作)。
2002年11月18日(月) 極上のカレーパン
相変わらず電子レンジを使ったパン作りに熱中している。
だいぶコツがつかめてきた感があるのだが、とりわけ今日連れが作ったカレー
パン(というかカレー入りピロシキというか)が絶品だった。
中身のあるパンづくりを目指すようなので、私はそれに対して普通の食パンや
ライ麦パンを作ってみようと思う。

16日の晩ごはん。
白菜と豚肉の重ね煮、里芋とかぼちゃのみそ汁、ポテトサラダ(連(略))、
きんぴらごぼう。

17日の晩ごはん。
鶏肉と椎茸のホイル焼き、大根の千切りスープ、ポテトサラダ(連(略))、
きんぴらごぼう。

18日の晩ごはん。
カレーピラフ、わかめと豆腐のみそ汁、ポテトサラダ(連(略))、オクラ
の梅酢あえ、キャベツと焼き鶏のからしあえ。
2002年11月19日(火) なかなかの食パン
非常勤も後半戦に入りつつある。最初から全体像を示していればあまり戸惑わせずに済んだかと思うと、学生に申し訳ない。あまりにもばらつきのある人らに対して何を示し、何を示さずにいるのかって、結構難しいものだ。
そんな中、限られた材料を手にがんばってくれているのがちょっと嬉しかったり。

夕食後、パウンド型を使って食パンを焼く。今週いっぱいの朝食になる予定。
なんだかパン焼いてばかりいるようだが、連れと二人して楽しめるのでよし。

今日の晩ごはん。
豚肉の上新粉蒸し、サラダ菜とレタスのお浸し(…)、きんぴらごぼう、里芋のチーズ焼き、ポテトサラダ(連(略))、わかめと豆腐のみそ汁。

さて、明日は久々に、新潟クラス(帰宅したら日付が変わっているぐらい)の遠出の模様…。
2002年11月20日(水) 勘違い
朝起きて、時計を見て青ざめる。とっくに家を出ていなければならない時刻だ。
慌てて跳び起きて着替える。仕事に間に合わない。時給生活だから遅れた分収入が減る。出張先に直行しようか。でも持ち帰りの仕事を渡さねば。ああどうしよう…。
腕時計をしようとして、ふと文字盤に目をやる。
…夜明け前だった。
間に合わないどころか、出かけるにはあまりに早すぎる。
長針と短針を見間違えるなんて、そんなベタなコケをやらかすなんて…。

職場に出てから1時間で出かける。愛知県の某市。初めての出張先だが、やることはどこでも同じである。とはいっても、初めて顔を合わせて瞬時に相手の知りたいことと知らないこと、理解できる程度を判断しつつ、初めて見る英文を逆さま方向から見て内容を把握し、質問に答えなければならないので、決して気は抜けない。もともと、アドリブだの当意即妙だのといったことが苦手なのだが、さすがにこの仕事を何年もやっていると、なんとかなってきた気がする。あくまで、きわめて限定された状況においては、だが。

帰宅すると12時近く。連れがごはんを作っていてくれた。
す、すごく嬉しいかも。

今日の晩ごはん(連れ作)。
豚肉と椎茸と人参の炒め物、里芋の煮っころがし、ポテトサラダ、白菜のみそ汁。

2002年11月21日(木) ……?
朝7時40分のタイムスタンプで留守電が入っていた。
「○○(運送会社名)と申しますー。△△(PCのパーツ屋さん)様からの配送を承っているんですが、え〜と…どうしましょうかねぇー。……とりあえず不在配達票を入れておきますので、なにかあったらこの携帯の方に入れておいて下さい」

……?
在宅確認…だったのか?
この携帯と言われても、ナンバーディスプレイじゃないんでわからないし。
不在配達票なんて入ってないし。
どうしましょうと言われても、こっちが困る。
ていうか、どうしたらいいんだ?

なすすべもなく放置していたら、10時過ぎにその配達が来た。
受け取って玄関に運び込んでいたら、靴箱の上を見た配達員が一言。
「すごいペンギン」
…確かに「ペンギンズランチ」のフィギュアが所狭しと並んでいるのだが。
それ突っ込んだ宅配の人は初めてだ。なんか笑った。

今日の晩ごはん。
ねぎとろ丼、焼き厚揚げ、レタスときゅうりのサラダ、レンコンの土佐煮、かぼちゃのソテー、大根と人参のみそ汁。
2002年11月29日(金) 一週間以上あいてしまった
できごとの記録。
25日、実家に行く。連れの誕生祝いの席なのだが、内緒で用意していたPCを親にプレゼントしてみた。
夕飯に出てきた「葱ソース」。みじん切りの葱2本とサラダオイル1合を合わせたものなんだが、ゆで野菜にかけて醤油を少したらすと非常に美味。
それから「梅床」。野菜をつけ込んでおくと8時間ぐらいで梅味の漬け物ができあがる。分けてもらったので、以来家でも漬け込んでいる。

26日、いつものように非常勤。全員のテーマを発表させたのだが、結構面白そうなものがある。期待。

29日、仕事で受け持った小論文が、英語で書かれている上に、カイ二乗分布というか独立性の検定について知らないと答えられない問題だった。
(いくつかの分割表の横に検定統計量χ^2と有意水準Pが書かれていて「最も有意差が少ないと思われるのはどれか」という問題)
2、3日前に添削して返したのだけれど、「xの意味がわかりません」と再度質問が返ってきたのだ。いや、x(エックス)じゃなくてχ(カイ(ギリシャ文字))なんだが、高校生なら区別がつかなくて当然だ。高校で習う範囲のことではないんだから。
(そんなものを問題にしないでくれG大医学部…)
ともかく、聞かれたら答えなければ。

が、高校で習わないので、職場には解説はおろか分布表すらない。
独立性の検定はよく使うが、表の読み方がわかっても統計量の意味なんて記憶の彼方だ。
家に帰ればそんな本は何冊もあるのに、ここには手がかりがない。
職場は人が多く、入れ替わりが激しすぎて、誰が何を知っているのかわからない。社会学をやっている人は理論やエスノだったりする。

たった一つの手がかりは、自分の記憶。
設問の表が何をあらわしているのかを解説しつつ、必死に思い出す。
学部時代に友人に統計を教えていた。
会社では「統計学入門」なんて記事をえらそ〜に連載した。
院では表にはあまり出なかったものの、データ処理に試行錯誤を重ねた。TAで学部生の統計処理を教えるのを手伝ったこともあった。
別館サイトで官庁統計の分析を始めていて、これからまともな分析も出さねばと思っていたところだった。

この値の意味について、知らないはずはないのだ、私は。

……とまあ、こうして思い出そうとしていたら、結構思い出せてしまったのが、我ながらかなり意外だった。
結局、帰無仮説と対立仮説について説明し、設問の表がやっていることを解説し、その上でχ^2値の求め方を書き、さらにそこから有意水準の求め方についても述べた。
これでまあいいだろう、という程度には。

誰も助けてくれない状況で必死に引き出せば、記憶って割と引き出せるものなのか、とか思ったりしている。

晩ごはんは、省略。
2002年11月30日(土) 11月最終日。
11月が終わってしまった。
「テトペッテンソン」(>NHKみんなのうた)がもう聴けない。

今日の晩ごはん。
筑前煮(連れ作)、豚肉のしょうが焼き、わかめと麩のみそ汁、ブロッコリーの葱ソースかけ、春菊のごまあえ。

Akiary v.0.50
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