沢月亭日記
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2002年3月1日(金) のんびりと。
バイト先で質問件数が極端に少なくなってくると、そろそろ春になる。

今日なんか、行ってみたら英語ゼロ、かろうじて残っていた小論文の
添削をしたら、もう数学や化学や物理しかやることがない。

まあ、おかげでゆっくり小論文の添削ができたのだけれど。



2002年3月3日(日) 教えるってこと
教えることとそれが相手に伝わることはちょっと違う。
今教えても今伝わるとは限らない。
加えて、その相手に見えていないことを指摘するのは、相手には
あまり楽しいことじゃないだろう。
そんな時、口を開くべきかつぐむべきか。
ちょっと、迷っている。
2002年3月6日(水) 月末はてんてこまい?
春期講習の担当になった。合宿のほうになるかと思っていたのだけれど。
年金とか保険とか払わねばならないので、バイトも通常通り。4月からは
非常勤。
ゲームにうつつをぬかしている場合ではないので、切り替え切り替え。
2002年3月8日(金) まったりと。
バイト先の質問は、もはや英語や国語どころか数学まで底をつき、
たぶん一年で一度の暇な時期。
とはいっても出張はいつものようにある。

出張旅費をたてかえて出張し、旅費を申請。
旅費が出た頃に、また出張。
出た旅費で出張し、申請。
旅費が出た頃に、また出張。
……なんだか一定額がエンドレスにまわっている気がする…。
2002年3月17日(日) 風邪
てきめんに、声にきている。
しゃべってなんぼの仕事なだけに、早く治しておかねばならないのだが。むー。
2002年3月20日(水) シグマリオン辞書化計画
風邪は相変わらず。声だけが出ない、珍しいパターン。
それでも仕事は仕事なので出張するのだが、声を使わないと
仕事にならないのにどうするというんだか。来週は春期講習
だというのに。うう。


ここ2週間ほど、愛用のシグマリオンを電子辞書として使お
うとしていた。
仕事場が最近混雑していて、備品の辞書が不足している上に、
みんな手荒く扱うのかページが破れたり欠落していたりして
使い勝手が悪いのだ。

そんなわけで、1GBのマイクロドライブを購入し、WinCEで
使える辞書ソフトに対応した形に、手持ちの辞書を変換。
大体使えるようになったけれど、受験指導の身には高校生
向けの用例の多いジーニアスも搭載しておきたいところ。こ
れはさすがに変換している人がネット上にも見つからなかっ
たので、自力でやるしか。うまくいったらここに記録して
おきたいものである。
2002年3月21日(木) 静かだ
…と、仕事場で誰かがつぶやいた。

学校は春休み。受験シーズンも終わり、質問の電話もほとんどない。
かかってきても声が出ないから出られないんだけど。
雑談に加わりたくても声が出ないから加われないんだけど。


川越に派遣された帰り、書店にて発見。
かわみなみのコミック「シャンペン・シャワー」が、文庫になっていた。
もう何年前だよ? 日本のサッカーがまだマイナーで、Jリーグなん
て影も形もなかったし、ワールドカップなんてどこか遠い国でなんか
やってるだけだったよーな時代に、南米のプロサッカーチームの主人公
がリーグ優勝を目指し、さらに代表入りしてワールドカップを目指すな
んて話を、少女マンガ誌で3年にもわたって連載したというのは、今思
うと謎かも。
でも、イメージアルバムも出たんだよねえ。確か実家にまだあるぞ。
Jリーグができてから、文庫化しないのかと思ってたけど、そうか、
ワールドカップに合わせてきたのね(笑)。

笑いあり秘技ありの、まあギャグなんだけど、同世代が「キャプテン
翼」であれやこれややってる横で、私はこいつにはまっていた。おかげ
でいろいろ阿呆なことをやらかしたなあ…巻き込んだ人たちに、今さら
ながら悪いなあ、とつぶやいてみる。
2002年3月23日(土) 桁が。
なんだかあと数日で、アクセスカウンタが10万になろうとしている模様。
カウンタをつけていても自分でもほとんど見ていないので、昨日リンク
を更新した際に見てびっくりした(笑)。

ここのトップページにいらっしゃるのはたぶん、日記で近況を確認
する顔見知りの方々と、ゲームサイトへの通過点にしてる方々が主
なのだろう…ていうか、それしかないし(笑)。
けど、ここまでよく続けたものだ…桁上がったらひっそりと祝おう。
2002年3月25日(月) …?
本籍のある調布市役所へ用があって出かける。
駅前の広場で、ホームレス風のおじさんが半眼になって
倒れていた。頭から血を流してるっぽい。
パトカーやら何やらはとっくに到着しているようなのに、
警官と救急隊員らしき人各1人がそこにいて血を拭いてる
だけで、ひどく静かだった。
あれはなんだったんだろう…。

明日から春期講習。授業の運営よりなにより、朝起きられ
るかどうかが一番不安だ。

2002年3月28日(木) 眠れない…
眠れないよー、と、ごろごろする夢を見る。
夢なのかよくわからないけれど、夢じゃなかったとするなら2日ほど
眠っていないことになるので、夢ということにしておく。

春期講習からそのままいつものバイトに直行。出張もあり。
2002年3月29日(金) 日本語ってやつ
朝は川越に春期講習。その足で代々木に出かけて各種質問への回答。その後
宇都宮で授業。宇都宮での授業は久々にうまくいった気分。アンケートも
わりと感触よかったし。

小論文の添削をしていて、日本語の文章を書いて人に何かを伝える、という
ことをどう教えたらいいのかと思っている。
ほんとに、いろんな文章を書いてくる子がいる。添削の仕方にマニュアルは
ないのだが、私は表現上のミス(送り仮名とか不適切な修飾語とか)について
はあまり目くじらを立てず(明らかな間違いだけ指摘する)、文章の構造や
論旨の乱れを指摘する方だ。表現だけつくろっても、ある文を書くのにどれ
だけ考えたか、どれだけの事実を踏まえて言ったのか…言葉の重さ…は、わり
と簡単に見てとれるから。

今日見た子は、明らかに書くことがなくてむやみに字数を増やそうとしている
様子だったので、たぶん書きたかったと思われる論点をふくらませる方法を
示してみた。
けど「ここをこう書き直せばいいよ」というものじゃないから、受け取ってみて
面倒臭がられるかも知れない。たかが1回の添削でどうなるものでもないのかも知
れない。お客さまのご機嫌を損ねるとアウトな世界だし、大丈夫かいな。
でも、誰かがやらなきゃいけないんじゃないかと思う。
言葉は人に何かを伝えるための道具ってだけじゃない。自分が考える時にだって、
言葉を使っている。その言葉に無頓着であってほしくないから。

…って、なぜ一介の受験指導講師がこんなこと考えなきゃならないんだ? 母国語
を使ってなにかを考え、表現することを教えるってことを、こんな社会の辺境にい
る人間が考えなきゃならないのは、いったいなんでだ?
2002年3月30日(土) 
トップページのカウンタが10万をこえていた。なんかすごい。
じゃなくて、継続は力なりだなあ、ってなんの力だ。
じゃなくて、皆様、ご来訪いつもありがとうございます。
今後も本館ではくだらなくて人畜無害なつぶやきを、別館では
もうちょっとがんばっていきたいゲーム評論を(そして裏口
では気まぐれに何やらを)続けていきます。たぶん…。
今後ともよろしくお願いいたします。


春期講習の後帰宅し、ベランダでプランターの手入れ。レタスと
春菊と葱を植えていたプランターに、今度はエンドウ豆とシソと
バジルを植えるのだ。

で、そのためには古い土から根やごみを除き、土壌を改良して
やらなければならない(エンドウマメは酸性の土に弱いので、
苦土石灰(マグネシウムとカルシウムの肥料)か消石灰を混ぜ
て中和する必要がある)。
やってみると、意外なほどびっしりと根がはりめぐらされ、
からみ合っていた。
2週間前ぐらいに地上部分はすべて抜いたのだけれど、その時
回収した根はほんの一部だけだったらしい。
圧巻は、プランターの底。
プランターには水抜きの穴がついているが、そこから土が流れ
出ないように、ネットで覆ってある。その上に石をしき、その
上に土がかぶさっている。
まいた水は下に向かうから、水抜き穴付近は一番水のたまる場
所でもあるのだが、そこには土がないというわけだ。
だが、そこにも根が入り込んでいた。びっしりとプランターの
底面を覆い尽くすぐらいに。土のないところ、石の隙間をくぐり、
ネットの目をもかいくぐって、根たちは伸びる場所を求めたのだ。

そんなに窮屈だったんか…(涙)。
間引きせずに密集させてたからなあ。

結局ふるいにかけただけで日が暮れる。消毒と土壌改良は明日だ。


Akiary v.0.50
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